03・メンブレイン

汚れとクラックから家を守る

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透湿・防水を実現する調湿気密シート

MENBRAIN

高性能『透湿・防水+気密シート』で、
冬は室内から壁体内への防湿をし、夏は壁体内から室内への透湿する。

メンブレンは室内側に施工する「透湿・気密・防湿シート」です。
メンブレンは、冬は室内から壁体内に湿気を入れないヴェーパーバリアーで有りながら、夏場は壁体内に有る湿気を室内側に透湿する機能を有しています。
季節を問わず「気密が取れて」、冬は室内から壁体内への防湿をし、夏は壁体内から室内への透湿をします。

断熱材使用比率

結露対策には気密が大事

気温の低い冬季、冷たい外気によって冷やされた窓ガラスなどに、空気中の水蒸気が結露する現象がありますが、壁の中でも起こる可能性があります。

気密性が低いと、空気の流れとともに熱や水蒸気が壁の中へ出入りし壁内の結露の原因になってしまう。そこで壁の中へ水蒸気を入れないための気密性が重要になってきます。

結露対策には気密が大事

実は結露は夏にも発生する

夏に室内をクーラーで冷やしている場合、外気の蒸し暑い空気が壁の中で冷やされ、断熱材の中で結露してしまうことがあり、高温多湿になる地域などは夏型結露の注意も必要となります。

「冬型結露を防ぐために防湿層を設ける」これが今の日本の模範解答です。でも、それが夏型結露の原因になってしまいます。長期優良住宅も冬型結露のみ審査対象です。それでいいのでしょうか?
長持ちさせるため、建物を夏型結露からも守りたい。
夏型結露を防ぐには「透湿」が有効です。冬型結露を防ぐには「防湿」が有効です。「透湿」とは水蒸気を止めずに通過させること。透湿と防湿、どちらも満たすのが「可変シート」です。

実は結露は夏にも発生する

特徴

可変シート『メンブレン』の防湿と透湿のしくみ

冬季

壁体内の温度、湿度共低く、室内の蒸気圧が高くなり、湿気が壁体内に侵入しようとします。
冬期の温度、湿度では、メンブレンの表層細孔は閉じたまま、室内の湿気を壁体内に入れる事はせず、防湿性が高いままになります。

冬季
冬季

夏季

壁体内の温度、湿度共低く、室内の蒸気圧が高くなり、湿気が壁体内に侵入しようとします。
冬期の温度、湿度では、メンブレンの表層細孔は閉じたまま、室内の湿気を壁体内に入れる事はせず、防湿性が高いままになります。

夏季
夏季

可変シート『メンブレン』の夏冬性能値

施工中、シートが透明なことで内部が確認できる利点があります。
メンブレンは夏の水蒸気の通しやすさが特徴の「夏寄りの」可変シートです。夏の水蒸気量が多い6地域の沿岸域などに適しています。
各社のシート性能を比べる場合は透湿抵抗の最大最小値ではなく、壁の構成の中で夏冬にシートが実際に示す性能を拾い出し、「夏向き」「冬向き」を踏まえ、結露計算しましょう。
可変シートを採用して夏型結露対策を実施していても、室内の仕上材に透湿抵抗の大きい仕上材を使用すると、そこで水蒸気が止められて夏型結露判定NGとなりますので、ご注意下さい。

可変シート『メンブレン』の夏冬性能値

動画で知るメンブレン

ハイブリッド『ダブル透湿・ダブル気密』と言う新しい考え方

木造住宅の躯体を恒久的にするには、湿度コントロールは最も重要な課題ですが、夏期の透湿技術と、冬期の透湿技術を分けて考える必要が有るように思います。
メンブレンを室内で使用して気密し、冬期は「防湿シート」として壁体内に湿気を入れず、夏期は「透湿シート」として壁体内の湿気を室内に透湿させる。

ウェザーメイト・プラスを外部で使用して気密・防水し、夏期は「防湿シート」として壁体内への湿気の侵入を防止し、冬期は「透湿シート」として壁体内に侵入した湿気を外部に排湿させる。

室内調湿シートとして「メンブレン」を使用し、外壁の透湿・防水シートとして「ウェザーメイト・プラス」を使用する事で、一年を通して「適湿」な壁体内環境を構築し、冬型結露、夏型結露共防止する『ダブル透湿』する事が出来ます。
外壁にウェザーメイト・プラスを使用して「外気密」し、メンブレンを使用して「内気密」する『ダブル気密』する事で、ハイブリッド「ダブル透湿・ダブル気密」する事が出来ます。

ハイブリッド『ダブル透湿・ダブル気密』と言う新しい考え方
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